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日頃の行動をメモ。消しゴムで消して作品へと昇華する前の、日々の下書き。
This is my dairy memo. These will be a work after brush up process. .




    2004.OCT

10/7 回路作成

プロトも提出し、ようやくスキマができたので、もう2年以上前に買った部品とかを使って電子工作のスキルを掘る時間を設ける。 回路どおりにハンダ付けしていく。

ハンダだけ終わったので、昼過ぎには事務所に出る。
プロトが好評らしく、すぐ製品版が決定したらしい。まあそうでしょうな。あれで通らなかったらどうかしてる(笑)こっちは命削って作ってんだから・・・。

仕事後、夜、うちの会社の税務担当と飲みへ。年商1億までは営業は必要ない、とか面白い話を。商品が営業してくれるからだそうだ。あと仕事の仕方として、1に商品力・技術力、2に人脈、3に社長の時間、とのこと。ふうむー。時間ねえなあ。


10/8-9 電子工作三昧

実験用ボード、一日試行錯誤。
なかなか動かなかったが、電源回路が間違っていた。夜になって、電池を通電させたらLEDがパララララッと光り、大喜び!
いやー、創作とは、この瞬間のためにあるようなものだ。有難い、という言葉は、なかなか有るものではない、ということ。だから嬉しいってね。

明けて次の日。
かねてからやりたかった回路の制作へ進む。だいたいハンダが終わったものの、やはり動かない。
熱で死んだのか?とトランジスタを3回取り替えたり、あれこれやって、結局書き込み時の発振設定が間違っていたことがわかる。

電子工作が非常に難しいのは、原因の特定の範囲が広いことだ。例えば回路どおりに組んでいても、アナログなので線がちょっと長かったり隣り合わせのもの次第でノイズになったり動作が狂ったりで、どこが原因かさっぱりわからんことが多い。が、やはり一つ一つチェックしていくのが基本なのは変わらない。2つあるなら片方ずつ、一杯あるなら一つだけ調べられるようにして問題を特定していくのだ。


テレビの画像がひどいので、屋根に登ってみると、アンテナが倒れていたので、立て直す作業。台風のときドカン!とか音がしてた原因がわかった(笑)。しかし、いやー、屋根の上って気持ちいいなあ。



10/10 秋月、千石

仕事後、秋葉にくりだす!フフフ。

いろいろ部品が必要になってきたので調達なのと、電子工作関連の本、トラ技とかチェック。
もう秋葉に来ると必ず寄るようになった店、秋月、千石。とうとう足を突っ込みはじめたわけですが、火がつくまで軽く10年以上はかかった。

まあいつかはこうなると思っていたが、とにかく創作の基本はスパンを10年20年単位で持つこと。すぐ「才能がない」とか言わなければかならず実現する良い例を、また一つ重ねられたのが嬉しい。生きてる限り待ってやる(笑)



10/12 ヤブレカブロドバイ練

ちなみに、今、自宅の大幅な改修中。この足場、というのは組んでいるだけでなく、実はコッソリ階段も組み入れられているのが面白い。こういうのも積み上げられたノウハウがあるんだなあと感心する!

都内でドラム3台バンドの練習。ドラム2台で3人が叩くという奇妙なセッティングを編み出す!ものは工夫である。
先日パート練で作ったパターンに、さらに新しいパターンを乗せる。ライブでやれそうだ。

ちなみに、ここのスタジオは好意的で、ドラム3台がOKとのこと、ようやく活動拠点ができそうでみんなで躍り上がって喜ぶ。苦節十数年(ウソ)ヨヨヨ(ウソ泣き)。




10/16 池袋西口公園野外ライブ

池袋駅前の、芸術劇場の前にある噴水広場での野外ライブ。

朝から私の私物のドラムを村山から延々車で運ぶ。運転はさせてもらえない(クソー)

今日はドラム3台バンド「ヤブレカブロドバイバイ」と、私のホームバンド「格闘老人」2つ同時参加なのだ!ヤブレバンドは2回目でしかも野外は初めて、格闘はホコ天以来の野外。楽しみだがどうなるかわからんー。


ヤブレバンドは午後イチ。見ていた人によると、ポップだがロックではなかった、とのこと。うくー。
思ったより普通に演奏できたのが良かったが、モニタリングの課題が残る。絡ませているリズムが細かいので大雑把にできないのは長所ゆえの不利な点。

散々待って格闘。7時を回って凍えてのステージ。
こんなバンド初めてみた!と通りがかった数人の熱狂的な支持を得る!格闘ってライブをやると必ず数人の熱狂的な支持がある不思議なバンドなのよね。不思議。なので多分全世界にすれば万単位の熱狂的支持は得られるだろうなあと私は考えるが、問題はどう届けるか、だ。ううむ。



10/20 MSX試作

MSX MAGAZINEのコンテストが今年もあり、審査員なんか頼まれたりしているのだが、やはり自分が作っていないで審査もあるかい!、とばかりに、これまた数年前に中断していた、ゴルフゲームを掘り出す。派生の派生の派生クラス状態じゃん(笑)。

何事もそうだが、なぜかわからないがワナにハマったように膠着することがある。このゴルフもキラメキがあるのにも関わらず、なぜか煮詰まっていた試作の一つ。

地形に、水を追加!キャラ配置を、水なし地形と同じ配列に揃え、アスキーコードで水か陸かを区別できるようにする。こうすれば、基本ルーチンは同じものを適用できる。
やはり川でしょ。太陽だって土手から脱出したりしたわけだし!妥当太田黒てなとこ。

ただ、煮詰まった根本的な原因、停止問題(揺り返しを先読みして止まりたい。現実は摩擦を設定して止まるまで待つしかない)を解決する方法がやはり見出せないのだ。うーん。AI要るなあ。

先日PIOを掘り出したときに、T&Eのゴルフゲームの広告を見たりしてときめいたりしてたのだが、ゴルフというのはなんか妙に世界観に色気があって面白い。動くものがボールだけでいい、というのも特にBASIC系向きなのだよねえ。



10/27 水族館

知り合いがやっているライブイベントを見に大久保にある水族館に。ライブハウスなのだが、水槽だらけで、なので水族館、らしい。たしかに、これは水族館だ。

以前都の施設でライブイベントの企画とか運営指揮とかやっていたこともあって、いろいろ相談に乗ったり。

ライブは、単にやるだけだとただのイベントだが、若者にとってライブというのは、自分がやりたいことをやるためには人前にでなくてはいけないし、人と関わらないといけない。つまり社会参加という位置付けになると、教育要素が非常に高い事業と化す。

ただ、そのためには、主催者が接着剤となって、参加者をつなげることが重要となる。誰だって気まずいのはイヤだけど、知り合いになったら楽しいに決まってる。そのお膳立てをするのがイベントを統括する人の役目なのだ。

私の居た都の施設は飯田橋にあったが、下の商店街と提携して飯田橋西口横の橋の上で路上ライブをやったり、アルタの路上でやっていた非常にうまいバンド(菰淵さん元気ー?)とかポンタ氏とか交渉してゲストに来てもらったりしてて、そういったノウハウがあるので、運営についてあれこれ話したり。





10/28 歌舞伎座

親戚のオジサンが、三味線弾きで家元の稽古をつけていたり(!)する関係で、その公演のご招待にあずかる。

日本のこういった伝統芸能は、見てもぐっすり寝てしまうのがこれまでだったわけだが、ここのところのリズムの体得で、多分伝統芸能のリズムも感じ取れるのではないか、という大きな期待があった。

思ったとおり、非常にあやふやな不思議なリズムを感じ取れて、飽きないこと飽きないこと!嬉しくなってしまう!
挙句には、リズムの危うさもわかってしまったりするが、それはまだ若い子とのことで、なるほどと。逆に年配の人たちのリズムは非常にfixされた演奏だった。

途中、市川猿之助氏が弟子の出来を見に、目の前に座る。一緒に見に行った、これまた日舞ではトップのおばさんが挨拶してた(!)おばさんは先日の弟の結婚式でも「さくらさくら」を踊ってくれたが、最近は動きのリズムが感じ取れるので、すんごく面白かったのよね。
猿之助氏は頭の手術をしたとのことで、療養中とのこと。ちなみに、写真左側はその猿之助氏の頭(すんません)。

三味線弾きのオジサンは70だが、ぜんぜん若く、来年ワシントンでジャズドラマーと対流試合をするとのことで「望むところだ!」とか言っていて、いやあ、なるほど人間覇気だな、と思う。そのジャズドラム対流にはご同行したい旨申し出。

ひそかに計画しているのは、家元の稽古をつけているところを見学すること。日本舞踊の踊りで、どういうところに気を使って何がよくて何がダメなのか、そういったところにこそ芸能のよさが際立って見えるのではないか、つまり、普遍的な踊りのカタルシスみたいなものが舞台を見るよりもハッキリわかるのではないか、ということ。

我々創作家にとって、太古から受け継がれエージングされてきた普遍的なよさ、というものを体得することはライフワークでもあるのでねえ!